糖尿病とはどんな病気?
生命を維持する栄養素として最も大切なものの一つとして炭水化物があります。 炭水化物は、私達が日常食べている「ごはん」、「パン」、「麺類」、「甘いお菓子」など、多くの食品に含まれています。
炭水化物を含む食品を食べると、消化されてブドウ糖(グルコース)になり、血液の流れにのって全身の組織に取り込まれてエネルギー源として利用されています。
「血糖値」とは、血液中のブドウ糖の量をあらわしています。
「血糖値」が何らかの原因によって下がらない状態が慢性的に続くのが「糖尿病」です。
GI(グリセミックインデックス)
近年、GI(グリセミックインデックス)という、食後の「血糖値」の上昇度を示す指標が注目されています。
GIが高い食品は、一気に「血糖値」を上昇させるため、血液中の糖の処理にすい臓から多量のインスリンが分泌されていたり、分泌が追いつかなくなったり、ということを起こします。 GIに関係なく、おいしそうな炭水化物を多く含む食品を食べたいだけ食べると、「血糖値」が高くなります。健康な人は、「血糖値」が高くなると、インスリンやグルカゴン、コルチゾールなどのホルモンの働きにより、血糖は全身の組織に取り込まれてエネルギー源となります。
そして、「血糖値」は、常に一定の範囲内にコントロールされています。
インスリンの分泌が少ない(あるいはゼロ)、分泌のタイミングが遅い、作用が低下する、などのホルモンのバランス調整機能が破綻することにより、うまく血糖の処理ができなくなると、「血糖値」が下がらなくなります。
「血糖値」が下がらない状態が慢性的に続くのが「糖尿病」です。
低GI値食品(55点以下)
- 玄米
- 55
- さつまいも
- 55
- ライ麦パン
- 55
- マンゴー
- 55
- そば
- 54
- 全粒粉パン
- 50
- 豆腐
- 42
- 卵
- 30
- フルーツ類
- 30〜20
- ヨーグルト
- 25
中GI値低食品(56〜69点以下)
- パン粉
- 69
- カステラ
- 68
- 玄米+白米
- 65
- 玄米フレーク
- 65
- パスタ
- 65
- アイスクリーム
- 65
- かぼちゃ
- 65
- 長芋
- 65
- 薄力粉
- 59
- 干しぶどう
- 57
高GI値食品(70点以上)
- キャンディー
- 108
- 上白糖
- 99
- 食パン
- 95
- フランスパン
- 95
- グミ
- 94
- スコーン(プレーン)
- 92
- チョコレート
- 91
- マッシュポテト
- 90
- 精白米
- 88
- コーンフレーク
- 75