横浜西口 漢方内科・糖尿病内科

医療法人 養光会 ベイサイドクリニック

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漢方薬って煎じて飲むの?

現在は、顆粒状のエキス製剤が中心で、煎じる手間がなくなっています。エキス製剤は、厳選された生薬が使用され、品質が厳しく管理されています。農薬や放射性物質の検査も厳正に行われています。
持ち運びにも便利になりました。

一方で、重症のリウマチやアトピー、不妊症、癌の補助療法などでは、煎じ薬をお出しすることもあります。

この場合でも、ほとんどの生薬に保険が適応されますので、 エキス製剤とあまり値段が変わりません。

長期間飲み続けなければ効かない?

漢方薬がどのくらいで効いてくるかは、それぞれの病気や体質で決まってきます。
風邪への漢方薬はすぐに効かないと意味がありません。たとえば葛根湯は上手くいけば半日で効いてきます。

一方、漢方外来には長期間悩んでいる症状で受診される方が多いです。長年の身体のゆがみによる慢性病を修正する場合は、当然ある程度の治療期間が必要になります。

ゆがみが正されることで、いろいろな体調不良に心身ともに効いてきますので、あせらず根気よく漢方薬を飲んでいってください。

漢方薬にも副作用があるの?

漢方薬には副作用(好ましくない作用)がないと思われている方が多いようです。
西洋薬に比べて副作用の頻度は少ないのですが、やはり副作用が起こる例があります。

副作用では間質性肺炎というのがありますが、1〜2万人に1人程度の頻度のようです。

寒気がしない発熱、空咳、息苦しさなどの症状が、漢方薬を飲みはじめてから出てきましたらすぐに飲むのを止めて医師に相談して下さい。風邪に似ているのでご注意下さい。

また、甘草をいう生薬が配合された漢方薬で偽アルドステロン症が起こり、血圧が高くなったりむくんだりする場合がありますが、これも通常の処方では、1000人に1人程度のようです。そのほか、高齢の男性が麻黄が配合された漢方薬を飲むと尿の出が悪くなることがあります。

アレルギー性の 肝障害も1000人に1人程度に出現するので、時々血液検査をすることをおすすめしています。

漢方薬を飲むことによって発疹、食欲低下、動悸など異変が感じられた場合はすぐに医師に相談して下さい。

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