横浜西口 漢方内科・糖尿病内科

医療法人 養光会 ベイサイドクリニック

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漢方薬と西洋薬は、どこが違うの?

数千年の年月をかけ、漢方は、身近な自然にある植物や動物、鉱物など(生薬)を組み合わせて作られてきました。
そして、そうした生薬中の有効成分を取り出したり、それに簡単な化学的な手を加えたのが西洋薬で、誕生したのは、最近です。現在、使われている西洋薬の多くは、天然物に起源があるものです。

一方、漢方薬は、長い使用経験を通して、効き目や安全性が確かめられてきています。
慢性的な病気や全身的な病気の治療など、複雑・多彩な症状に効果を発揮します。免疫力が落ちた時は、病原菌に感染しやすいものです。菌を殺すことだけではなく、むしろ感染に負けない体質に変えて、病気に対する抵抗力を高めていくような働きをすることが、漢方薬の得意とするところです。
漢方薬は、合併症やいくつもの症状をかかえている患者さんが増えている、これからの社会に適した薬だと言えます。

一方、新薬(西洋薬)の多くは、有効成分が単一で、即効性があるため、感染症の菌を殺す、熱や痛みをとる、血圧を下げる、といった一つの症状や病気に対する直接的な治療に適しています。その分、即効性があることもが特徴ですが、反面、効き目が強く出てしまったり、使い方によっては好ましくない作用が出てしまうこともあります。また一つの薬でいろいろな症状を取ることは不向きです。

かつて恐れられていた感染症や伝染病は、抗生物質の普及やさまざまな新薬の開発により、比較的容易に治すことが出来るようになりました。しかし高齢化社会に突入した我が国では、高血圧、糖尿病などの生活習慣病(成人病)の増加、加えて、免疫異常や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や心身症・ストレス病など、複雑な病気が増えてきました。
このような病気に対して、西洋薬だけでは十分な対応ができないことも多く、漢方薬の役割が期待されるようになってきました。

すなわち、西洋薬を患者さんの症状の数に応じていくつも処方するのではなく、漢方薬を加えていろいろな症状にうまく対応したり、漢方薬を中心に治療し、急性期などの要所要所に西洋薬を使い、お互いの長所を生かすなどの、新しい治療法が取り入れられてきています。

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